【色彩検定1級1次試験】独学合格体験記第8回「1次合格のための7つのポイント」

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  1. 前回のおさらい
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  3. 2013年の色彩検定1級1次にはコレが出た
  4. 色彩検定1級1次対策のポイント
  5. 合格体験記をもっと読む

前回のおさらい

いよいよ試験当日。制限時間の90分間の間に、全ての問題を解いて見直しをし、自分がマークした解答を、問題用紙に書き写すことができました。おかげで、直後に自己採点をすることができ、まあ7割は取れているだろうとの感触が得られたのですが…。第7回はコチラ

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11月29日、勤めを終えて帰宅したら、色彩検定協会からのハガキが届いていました。「合否通知票」と書いてあります。

結果は合格でした!

合否通知票

開いたハガキの右半分に、模範解答と配点が載っていましたので、自分の解答と照らし合わせてみたところ、3問落としてマイナス5点。満点の200点から引くと、195点となりました。

亭主から、「不合格だったら、いや9割以下の出来だったら何らかのペナルティを課す」と宣告されていたので、戦々恐々としていたのですが、これでひとまず安心です。

ということで、色彩検定合格体験記の1級1次編は、今回が最終となります。締めくくりとして、2013年度の出題内容の概要と、合格のためのポイントをまとめてみました。

2013年の色彩検定1級1次にはコレが出た

2013年色彩検定1級1次試験の出題内容はこちらです。

<問題(1)> ヨーロッパの色彩文化 P.6〜7
ニュートンの「光学」が発行されたのが1704年というところまで憶えておきながら、それが何の認識のきっかけになったかということを読み落としていたのは盲点でした。2009年にも出題があったメゾチント印刷を細かく押さえておいたのはよかったと思います。
<問題(2)> 色の知覚、色覚特性と視覚変化 P.20〜25
網膜の細胞の種類と、外側膝状体を経て第一次視覚野に至る経路は、暗記必須。何度テキストを読んでも理解できなかった細胞のON/OFF型についての問題は、幸いにも出ませんでした。あと、色覚タイプ別の混同色軌跡の図も必須。
<問題(3)> 照明、混色 P.34〜39
光束の単位「lm(ルーメン)」は2010年以来毎年出題。「標準イルミナント」「標準の光」「標準光源」「常用光源」が何を指すのかを正確に知っておくこと。あと、グラスマンの法則が細かく問われたのは、今回が初めてかもしれません。
<問題(4)> XYZ表色系、L*a*b*表色系 P.42〜49
P.42の図1「XYZ表色系で用いられる英記号とその使い方」を、直前にしつこく暗記したのが効いたな、という気がします。xy色度図とL*a*b*空間における色の位置関係も必須(a*がマイナス、b*がプラスだったら緑〜黄とか)。
<問題(5)> オストワルト表色系、NCS P.50〜57
ともに色の成り立ちを、正確な用語をもって整理しておくことが必要です(オストワルトだったら白色量+黒色量+純色量=100とか)。なお、オストワルト表色系については、これまで問われることがなかった色相番号が問われました。あと、NCSの原色構成比の問題は、テキストの図がそのまんま使われてました。図表は何かと重要です。
<問題(6)> 測色 P.64〜67
2012年に引き続き、測色の分類と特徴、使用する機器、観察条件が細かく問われました。2年連続はないかと思われましたが、油断なりません。
<問題(7)> 色知覚の複雑性 P.81〜85
この分野も2012年に引き続き細かく出題。ベゾルト-ブリュッケ現象、アブニー効果、ヘルソン-ジャッド効果、ヘルムホルツ-コールラウシュ効果、ハント効果、ゲルプ効果、すべて何と何との関係を表すか整理しておくこと。
<問題(8)> 配色イメージ P.88〜97
エレガントからロマンティックまで、10種類のイメージ語すべてについて使用するトーン・色相、配色の傾向を暗記していたのが役立ちました。これは、2次試験でも問われる知識ですので、けしてやりすぎではないと思います。
<問題(9)> コーポレートアイデンティティ P.98〜101
図1「企業のアイデンティティ戦略とデザインの役割」、図2「ロゴマークの開発基準の例」、図5「コーポレートカラーの割合」など図をしっかり憶えていたのが役立ちました。
<問題(10)> 「ファッション」から幅広く
P.112の図7「ファッションビジネスの構造」、P.115の図8「アパレルの主なスタッフと業務」から出題あり。小問C、Dのカラーコーディネーターの業務については、P.120〜122をしっかり読み込んでおかないと答えが絞れないようになっていました。小問Eは、ファッションのディレクション事例から「ビビッド・スポーツ」が出題。
<問題(11)> 繊維 P.128〜133
毎回お約束の繊維の組織、織物やプリント柄の図を使った問題。公式テキストの繊維についてのページにに登場する写真は、すべて憶えてしまうぐらいでいいでしょう。2013年は、平織、グレンチェック、ジャガード織(先染織物)が出ました。
<問題(12)> プロダクトデザインと素材 P.140〜141
テキストの金属と硬質樹脂(プラスチック・アクリルなど)についての記述をしっかり読んでいれば、解ける問題でした。この範囲は2006年以来久々の出題です。近年は、プロダクトデザインの色彩計画のプロセスからの出題がメジャーだったのですが、2013年は傾向が違いました。
<問題(13)> 非住宅空間の色彩 P.150〜153
オフィス、病院、学校、物販店、レストラン、店舗照明から1問ずつ。テキストの記述どおりの問題です。ちなみに、オフィス、病院、学校については、2006年以降初の出題。
<問題(14)> 景観的視点に立った色彩計画 P.160〜161
色彩計画のプロセスについての問題ですが、プロセスの順序や内容の詳細は問われず、常識で解けるような問題ばかりでした。ただ、例年、環境色彩のジャンルからは、シーン景観、シークエンス景観など景観の見方や、視点場、主対象など景観の分類が問われていますので、それらの用語は必ず押さえておいてください。
<問題(15)> ユニバーサルデザイン P.168〜171
ユニバーサルデザインは、2012年に、その起源や七つの原則の内容、テキストの図を使った問題など比較的こってりした出題がなされたせいか、2013年はあっさり目でした。
<問題(16)> SD法 P.73〜75
最後の記述式の問題。今年は、心理学的尺度構成法のひとつSD法についての問題でした。イメージマップとイメージプロフィールの区別、単色イメージにおける三因子が問われています。なお、過去にこの範囲が出題された際には、因子負荷量、因子得点などの語句や、同じく心理学的尺度構成法のひとつである一対比較法との区別などが問われました。

色彩検定1級1次対策のポイント

2013年の出題内容を踏まえて、色彩検定1級1次対策のポイントをまとめてみますと、こうなります。

  1. 紛らわしい用語や、同じ意味を持つ言葉を整理しておく。
    例えば、次の言葉の意味がわかりますか?調べて、整理しておくとスッキリします。
     ↓  ↓  ↓
    色刺激、原刺激、三刺激値、純色量、クロマチックネス、オプティマルカラー、完全色、理想の純色、カラフルネス、視感色彩計、光電色彩計、分光測光器、分光色彩計、心理学的尺度構成法、心理物理学的測定法、因子負荷量、因子得点、イメージマップ、イメージプロフィール、ベゾルト-ブリュッケ現象、ヘルムホルツ-コールラウシュ効果
  2. 公式テキスト88〜96ページのイメージ別配色法は必須
    それぞれ使われているトーン、色相を暗記するところまで持って行きましょう。1級2次対策としても役立ちます。
  3. テキスタイルの図や写真は毎回必出
    織物の組織図、チェックやストライプ柄の名称、プリント柄の種類は毎年出題されています。全て暗記しておいた方がいいでしょう。ちなみに、2013年は、平織、グレンチェック、先染織物(ジャカート)が出題されました。
  4. 色彩計画のプロセスも必須
    ロゴマーク、ファッション、プロダクト、インテリア、環境それぞれの色彩計画のプロセスを整理しておきましょう。全体の流れだけでなく細部も。細部はカード化して憶えると有効です。
  5. 「景観的な見方の基本と分類」は必出
    2013年は、1次には出ませんでしたが2次で出題されました(詳しくは2次試験編でご説明します)。テキスト156ページからの「景観の現象学的分類」「景観的な見方の基本形」「対象場への対応」(遠景・近景など)は必ず押さえておいてください。
  6. xy色度図、L*a*b*色空間、オストワルト表色系、NCSは、位置や記号で色が分かるところまで持っていくと安心
    xy色度図におけるRGBと白色点の座標値、L*a*b*色空間における座標の位置と色の関係がわかること、オストワルトの等色相面が書けること、NCSの色の表記をマスターすること、などなど。
  7. 図表は可能な限り眺めておこう
    上に挙がっている以外のテキストの図表も、しっかり見ておきましょう。例えば、2013年にはファッションのディレクション事例から「ビビッドスポーツ」、1型2色覚の混同色軌跡の画像が出題されました。また、99ページ「ロゴマークの開発基準の例」からも出題が。

以上、色彩検定1級1次合格のための7つのポイントでした。テキストを読んだり、暗記カードを作成したりする際の指針としていただけましたら幸いです。

それでは、今回で、「【色彩検定1級1次試験】独学合格体験記」は終了です。8回にわたってお付き合いありがとうございました。最終的な1級合格までの過程は、同じく全8回でお届けする、「【色彩検定1級2次試験】独学合格体験記」でご覧いただければと思います。

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