視細胞

new 検定試験対策はコチラ → カラーコーディネーター検定 色彩検定

視細胞の意味とは

視細胞とは、眼の網膜に分布する細胞で、網膜に像を結んだ光を、脳に伝わる電気信号に変換する役割を持っています。錐体(すいたい)細胞と、杆体(かんたい)細胞の二種類があり、前者は主に色の感覚に、後者は明暗の感覚のみに関わっています。

錐体細胞も杆体細胞も、カラーコーディネーターでは3級、色彩検定では3・2級の学習項目。ただ、それぞれ表記が異なりまして、カラーコーディネーターでは、「錐状体」「杆状体」、色彩検定では「細胞」を省略して「錐体」「杆体」と呼ばれています。ここでは、短い方の「錐体」「杆体」を採用することにさせていただきます。

さて、錐体・杆体については、それぞれページを一つずつ設ける予定ですので、ここでは役割の異なるふたつの視細胞の比較という切り口でお話しすることにしましょう。

まず、大きな違いは、錐体には、L(赤)錐体、M(緑)錐体、S(青)錐体の三種があるのに対し、杆体は一種類しかありません。

錐体と杆体のモデル図
錐体と杆体のモデル図

しかし、数としては杆体の方が遥かに多く、一説によると、杆体が約1億2000万個であるのに対し、錐体は600万個ほどしかないとか(片目の網膜における数)。

また、網膜上の分布も異なります。錐体が網膜の中心にある中心窩(ちゅうしんか)から10°あたりまでの間に集中して分布しているのに対し、杆体は、中心窩と盲点を除く部分に広く分布しています。

ただし、広く分布といっても、網膜全体に平均的に分布しているのではなく、中心窩から20°あたりがピークであるのがポイント。これ、色彩検定では頻出です。

錐体と杆体の分布
錐体と杆体の分布

最後に、錐体・杆体の働きについてですが、詳細はそれぞれのページに譲りますので、ここではざっくりと。ひとまず、

  • 錐体は、明るいところで働き、主に色の識別に関係している。色の識別は、L錐体、M錐体、S錐体の出力の比較による。
  • 杆体は、暗いところで働き、明暗の感覚のみに関係している。
  • 視感効率は、錐体は555nm(黄緑)、杆体は507nm(緑)で最大となる。

といった事項を押さえてしまいましょう。錐体は555nmで、杆体は507nm。この視感効率の数値の暗記は必須です。

補足しておきますと、視感効率とは、視細胞がどの波長の光に対してどのくらい感度があるかを示す数値。

ただこれ、同じ条件下の測定値ではなく、錐体は明所視(明るいところにおける視覚)、杆体は暗所視(暗いところにおける視覚)の感度を示していることに注意しましょう。

* 「色彩の科学」をもっと読む

理解度クイズ(正解は記事下)

杆体が最も多く分布しているのは?
A)中心窩とその周辺10°まで
B)視神経乳頭
C)中心窩から20°離れた辺り


理解度クイズの正解:C)中心窩から20°離れた辺り

このページのトップへ▲

ブログパーツ