均等色度図

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均等色度図の意味とは

均等色度図とは、色と色の差が均等であることを期待される色度図のことをいいます。

色度図とは、色度(光の色の特性を数値で表したもの)を、xy座標上の点として表示した図形のことです。CIEによって1931年に採択されたxy色度図が有名です。

均等色度図
均等色度図
"CIExy1931" by User:PAR - 投稿者自身による作品. Licensed under Public domain via ウィキメディア・コモンズ.

ただ、このxy色度図、色の絶対値を表わすのには適しているのですが、色と色の違いを表示するのには向いていません。xy色度図上の色間の距離は、人間が知覚する色と色の差を忠実に反映していないのです。

その傾向は、特に緑系の色に顕著です。緑系の色は、青系や赤系の色と比較して、xy色度図上で大きな隔たりがある色でないと、人間にはその差が見分けられません。

このことを指摘したのは、アメリカの物理学者マクアダムです。

マクアダムは、ある色をxy色度図上の点で示し、実験によって求めた、その色と区別がつかない範囲を、点を中心とした楕円で示しました(この楕円を標準偏差楕円、またはマクアダム楕円といいます)。

これをxy色度図の全体にかけて行ったところ、xy色度図上の上の方、つまり緑系の色を示すエリアに分布する楕円は、他と比べて大きくなることが分かりました。すなわち、xy色度図には均等色性が期待できないということです。

均等色性が期待できないと、工業製品の仕上がりを確認するときなどに困ります。

工業製品を作るときには、見本と製品の色のズレが生じることは避けられません。そこで、「色差がこのぐらいならOK」という基準を設けるわけですが、仮にその基準をxy色度図に求めた場合、色によってばらつきが生じてしまうわけです。

そこで、これではよくないということで、色度図上の色差が、知覚される色差に比例するように、xy色度図を数学的に変換して作られたのが均等色度図です。

代表的なものには、前述のマクアダムが考案したuv色度図(CIE 1960 UCS色度図)、uv色度図を修正してさらに均等性を高めたu'v'色度図(CIE 1976 UCS色度図)などがあります。

これらの色度図上に標準偏差楕円を描くと、どの色域の楕円もほぼ同じ大きさとなります。

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理解度クイズ(正解は記事下)

xy色度図上の色の差が均等でないことを発見した人は?
A)マクアダム
B)イッテン
C)マンセル


理解度クイズの正解:A)マクアダム

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