暗順応

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暗順応の意味とは

暗順応(あんじゅんのう)とは、明るいところから急に暗いところに入ると、一瞬何も見えなくなりますが、時間が経過するとだんだんものが見えるようになる現象のことです。

暗い場所
暗い場所
photo credit: petertandlund via photopin cc

なぜ、このような現象が起こるかというと、眼の網膜にある視細胞の働きが切り替わるからです。

視細胞には、主に明るいところで働き、色の知覚にかかわる「錐体(すいたい)」と、主に暗いところで働き、明るさの知覚にかかわる「杆体(桿体/かんたい)」があります。

明るいところから暗いところに入ると、錐体が働いていた状態(明所視)から杆体が働く状態(暗所視)に切り替わります。

ただ、この切り替わりは、すぐ行われるわけではないんですね。

桿体には光を受容する「ロドプシン」というタンパク質が含まれるのですが、これは明るいところでは分解消費されてしまいます。ロドプシンが少なくなると、杆体は働くことができません。

そんな中、暗いところに入ると、ロドプシンが合成され、杆体は再び働けるようになります。この過程が暗順応です。ロドプシンの合成には時間がかかり、一般的に暗順応には30分を要するとされています。

現代では、暗いところにはほとんど照明があり、日常生活で暗順応に時間がかかって困るということはほとんどありませんが、もし、暗いところに入って即座に視界を確保したい場合は、あらかじめ片目をつぶっておき、目を暗順応させておくとよいそうですよ。

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理解度クイズ(正解は記事下)

暗順応に関わりの深い物質を含む視細胞は次のうちどれ?
A)毛様体
B)錐体
C)杆体


理解度クイズの正解:C)杆体

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