隠蔽色

new 検定試験対策はコチラ → カラーコーディネーター検定 色彩検定

隠蔽色の意味とは

隠蔽色(いんぺいしょく)とは、生物が体色や模様によって背景と見分けがつきにくくなっている状態における色のことです。「保護色」ともいいます。

背景と見分けがつきにくいということは、他の生物から認識されにくいということで、これには外敵から身を隠したり、獲物の目をごまかして捕食しやすくしたりという効果があります。

『カラーコーディネーター検定試験2級公式テキスト(第3版)』(以下「テキスト」)には、隠蔽色の例としてカレイ、カメレオン、ハナカマキリなどが挙げられています。

まず、ハナカマキリはこちら。遠目に見ると、ランの花にしか見えないような色、形をしています。こうして花に擬態して、獲物を待ち伏せするのです。

ハナカマキリ

他方、カレイやカメレオンは、背景に合わせて体色を変化させる例として挙げられています。カレイは、白っぽい砂の上では薄い褐色に、黒っぽい砂の上では濃い褐色に変化し、これは「メラニンの分布及び濃度を変化させることによって」なされるとテキストでは解説されています。

カレイ
カレイ
photo credit: mrjoro via photopin cc

カメレオンに関しては、詳しい解説がありませんでしたので、他の媒体を調べてみたところ、カメレオンが周囲の色に合わせて自在に色を変えられるというのは、どうやら誤った俗説とされているようですね。

カレレオン
カメレオン
photo credit: Sergiu Bacioiu via photopin cc

カメレオンの中には、確かに色を変えるものもありますが、それは背景の色によるのではなく、温度や光の強弱、それから感情によるものだそう。色の変化も白っぽくなったり、黒っぽくなったり、派手になったりするにすぎず、「背景に合わせて」という器用なものではないようです。

ただ、体色が白っぽくなったり黒っぽくなったりした結果、それが隠蔽色として働くこともあるので、カメレオンが隠蔽色の例として誤っているとは言えないようで。体色変化のメカニズムについては、まだまだ分からないことが多いようですが、皮膚による色素細胞が関わっているとされています。

参考サイト:
ウィキペディア「カメレオン科」
http://tinyurl.com/67s2mr
精霊伝説カメレオンの棲む森「体色変化」
http://aquadragon.s19.xrea.com/chamere_bunrui11.htm

* 「色彩の科学」をもっと読む

理解度クイズ(正解は記事下)

次のうち、誤った俗説とされているのは?
A)蘭の花にそっくりなハナカマキリという生物がいる
B)カレイは砂の色に合わせて体色を変える
C)カメレオンは体色を自由自在に変えられる


理解度クイズの正解:C)カメレオンは体色を自由自在に変えられる

このページのトップへ▲

ブログパーツ