色順応

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色順応の意味とは

色順応(いろじゅんのう)とは、晴天の屋外や、昼光色の蛍光ランプで照明された部屋から白熱電球で照明された部屋に入ると、はじめは空間全体がオレンジがかって見えますが、次第に色を感じなくなるといった現象です。

色のついたサングラスをかけると、はじめは視界がグラスの色を通した色に見えますが、次第に意識されなくなるという例でも説明されます。

色付きガラスで見た世界
色付きガラスで見た世界
photo credit: al_green via photopin cc

この現象は、光源の分光分布に応じて、目の網膜にある視細胞のうち錐体(錐状体)の感度が変化することにより起こるとされています。

錐体には長波長に反応する赤錐体(L錐体)、中波長に反応する緑錐体(M錐体)、青錐体(S錐体)の三種があります。太陽光や昼光色の蛍光ランプといった白色の光の下では、分光分布が短波長から長波長までほぼ均一であるため、三種の錐体の感度はほぼ同じです。錐体の感度が揃っているときには、光の色を感じません。

その点、白熱電球の光の分光分布は、長波長のエネルギーが高い右上がりの曲線となっているので、白熱電球で照明された部屋に入ると、赤錐状体の感度が高まり、空間全体が赤っぽく見えます。

しかし、この状態は長くは続きません。私たちの眼には、光源の分光分布に応じて錐体の感度を調節し、色の見えを一定に保とうとする働きがあります。上の例で、白熱電球の部屋にそのまま居続けると、まず赤錐体の感度が下がり、続いて緑錐体の感度が下がって、三種の錐体の感度が再び揃います。

三種の錐体の感度が揃うと、赤みが感じられなくなり、例えば太陽光のもとで白く見えていたものは、再び白いと感じられるようになります。これが色順応です。

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理解度クイズ(正解は記事下)

晴れた屋外から白熱電球の部屋に入ると、どの錐体の感度が高まる?
A)青錐体
B)緑錐体
C)赤錐体


理解度クイズの正解:C)赤錐体

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