ウェーバーの法則

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ウェーバーの法則の意味とは

ウェーバーの法則とは、物理的な変化と、それを受けての心理的な変化の対応関係を示したもので、もとの刺激量に対する弁別閾の比が常に一定であることをいいます。ドイツの心理学者エルンスト・ウェーバーが見出したので、(「ヴェーバー」と表記する媒体もあります)その名が冠せられました。

「弁別閾」とは、刺激の量を変化させたときに、人が「変わった」と知覚できる最小の変化の幅のことです。その変化幅と、もとの刺激量の比が一定だというんですね。

例えば、もとの刺激量が10であるとき、それが11に増加したとき初めて「増えた」と気づくのであれば、もとの刺激量が50である場合は、「増えた」と気づかせるには刺激を55にする必要があるということです。

もとの刺激量10に対して弁別閾1、もとの刺激量50に対して弁別閾5。つまり、
弁別閾/もとの刺激量=一定の値(この場合は1/10)
という関係が成り立っているわけですね。これがウェーバーの法則です。

『カラーコーディネーター検定試験2級公式テキスト(第3版)』には、
儡(弁別閾)/S(刺激量)=k(感覚によって定まる定数)
という式が掲載されています。

「感覚によって定まる定数」というのは、上の例でいうと「1/10」にあたる値は、刺激の種類によってさまざまだということです。この定数を「ウェーバー比」といいます。ウェーバーは、実験により、数々のウェーバー比を明らかにしました。

ただ、このウェーバーの法則、刺激の量によってはあてはまらない場合もあることがのちにドイツの精神物理学者フェヒナーにより指摘されてしまうんですよね。

フェヒナーについては、別の記事を設けて詳しく解説いたしますが、物理量と心理量の変化についてフェヒナーが打ち立てた法則を「ウェーバー‐フェヒナーの法則」または「フェヒナーの法則」といい、
R(感覚量)=k(定数)log S(刺激量)
で表わされます(logは対数)。

検定試験的には「ウェーバーの法則」と「ウェーバー‐フェヒナーの法則」を混同しないようにご注意ください。

* 「色彩と心理」をもっと読む

理解度クイズ(正解は記事下)

ある刺激の量を10から11にしたとき初めて刺激が増えたと気づくとします。ウェーバーの法則によると、もとの刺激量が50のとき、増えたと気づかせるためには刺激をいくつにすればよい?
A)55
B)51
C)60


理解度クイズの正解:A)55

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