ヨゼフ・アルバース

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ヨゼフ・アルバースの意味とは

ヨゼフ・アルバースは、ドイツ生まれで、のちにアメリカに渡り、画家・美術教育者として活躍した人物です。

ヨゼフ・アルバース
ヨゼフ・アルバース
photo credit: Il Fatto Quotidiano via photopin cc

ドイツ時代には、国民学校の教師として働いた後、画家になるためにバウハウスに入学。ヨハネス・イッテンらの教えを受け、やがてバウハウスで教員をつとめるようになりました。しかし、バウハウスは1933年、ナチスにより閉校に追い込まれ、アルバースはアメリカに亡命します。

バウハウス
バウハウス
photo credit: gaku. via photopin cc

アメリカでは、多くのアメリカの現代美術家が卒業したことで知られるブラック・マウンテン・カレッジや、イエール大学などで教鞭をとり、バウハウスの理念をアメリカにもたらしました。

1940年代以降の授業や作品では、もっぱら色彩の視覚的な効果を扱っており、それがアメリカの60〜70年代の前衛芸術に影響を与えたため、アルバースは、オプアート(錯視などの視覚的効果を意図した芸術作品のこと)の先駆者とされています。

ヨゼフ・アルバースの作品
ヨゼフ・アルバースの作品
photo credit: Thomas Hawk via photopin cc

アメリカの1960年代頃といえば、サイケデリック運動により、色彩調和の概念が大きく変わった時期です。

カラーコーディネーター1級(商品色彩)公式テキストには、この時期、シュヴルールやオストワルト、マンセルなど伝統的な色彩調和論に対して異を唱える人が表われたという記述があり、その例として登場するのがアルバースです。

いわく、補色対や三色相対などの"法則"は「忘れてしまってかまわない」もので、「美的で快適であるばかりでなく、緊張があること、興奮させること、操作しやすいこと、自由であること、広がりがあることといった要因を考慮する必要がある」とのこと。

ただ、あくまでも「忘れてしまってかまわない」であり、伝統的な色彩調和論を「学ばなくてもよい」とは言ってないと思うので、これから色彩を学ぶ人は、この点を都合よく解釈しないよう注意したいものです。

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理解度クイズ(正解は記事下)

画家・美術教育者として活躍したヨゼフ・アルバースについて、不適切なものはどれ?
A)ドイツのバウハウスで教えていた
B)オプアート(視覚的効果を利用したアート)の先駆者とされる
C)伝統的な色彩調和の法則を重視した


理解度クイズの正解:C)伝統的な色彩調和の法則を重視した

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