エミール・アイヨ(エミール・アヨー)

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エミール・アイヨの意味とは

エミール・アイヨ(Wikipediaでは「エミール・アヨー」と表記)とは、フランスの建築家です。 

1902年生まれ、1988年没。ボザールで建築を学び、1937年パリ万博で発表された「美の宮殿」が第1作とされています。

よく知られているのは、1950年代から70年代にかけての集合住宅の計画。個性的で意外性のある作風で、形状、色彩ともに単調さを嫌い、うねりのある曲線状の建物の配置や、建物の外壁をキャンバスとして描画する「スーパーグラフィック」の採用などが特徴です。

代表作としては、日本では「グリニ―団地」として知られるグリニ―の "La grande Borne"。

グリニ―団地
グリニ―団地
photo credit: borix1 via photopin cc

グリニ―団地は、画家で建築家のファビオ・リエティ (Fabio Rieti) が手がけた色彩計画でも有名です。建物外壁には、棟ごとに異なる鮮やかな色のモザイクタイルに施され、変化に富んだ景観が作り出されました。

1977年のナンテール集合住宅は、エミール・アイヨの作品で、最も知られたものではないでしょうか。

ナンテール集合住宅
ナンテール集合住宅
photo credit: nicolasnova via photopin cc

「雲の塔 (Tours nuages) 」 と名付けられた建物群は、窓の形に至るまで、変化に富んだ曲線で構成されており、通常、集合住宅という言葉から連想される画一性とはまったく無縁です。

ナンテール集合住宅(部分)
ナンテール集合住宅(部分)
photo credit: nicolasnova via photopin cc

その曲線から、建設当時、「たいそう住みにくいのではないか」という懸念の声はあがったそうですが、これに対しては、エミール・アイヨ自身が「この建築には特殊な家具は一切必要ないと誓ってもいい」と答えたとか。

グリーン、ブルー、ピンク、レッドの鮮やかな色彩を施したのは、グリニ―団地と同様、ファビオ・リエティ。

周囲の伝統的な家屋と比較すると、かなり異彩を放っていることもあり、入居者がいるのかどうか、いらぬ心配をしてしまいましたが、建設から30年が過ぎた今でも大事に住まわれているそうです。

ナンテール集合住宅(遠景)
ナンテール集合住宅(遠景)
photo credit: dominique cappronnier via photopin cc

* 「色彩にまつわる人々」をもっと読む

理解度クイズ(正解は記事下)

フランスの建築家エミール・アイヨが好んで採り入れた、建物の外壁をキャンバスとして描画する手法を何と言う?
A)アクションペインティング
B)スーパーグラフィック
C)グラフィティアート


理解度クイズの正解:B)スーパーグラフィック

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