エミール・ガレ

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エミール・ガレの意味とは

エミール・ガレ(Charles Martin Emile Galle)とは、アール・ヌーボー期を代表するフランスのガラス工芸家・工房の経営者として知られる人物です。

1846年、高級ガラス器や陶器の販売業を営むシャルル・ガレの息子として生まれ、植物学、鉱物学、化学などさまざまな学問を治めた後、父の会社の下請けであったブルグン・シュヴェーラー社のガラス工場でガラス製造の技術を学びました。

エミール・ガレが、ガラス工芸家として頭角を現すのは、父から工房の管理を任された翌年、1878年のパリ万博です。ガレは、このとき、酸化コバルトによって淡青色に発色させた「月光色」のガラス花器を出品し、銅賞を獲得しました。

ガレの作品の特徴として挙げられるのは、細密に描き込まれた植物や昆虫の絵柄と、大理石や瑪瑙(めのう)などの天然石の質感を模した素地。その作風は、幻想的で重厚です。

エミール・ガレの作品
photo credit: katalineise via photopin cc

数々の名作は、ガレの飽くなき技術の追求と、100人を上回ったという職人の高い技術で支えられていたと言われます。

ガレの用いた技法は、ガラスの層を重ねて表面を彫刻する「アンテルカレール」や、透明ガラスを化合物であえて濁らせる「パチネ」、色ガラスを素地に象嵌する(寄木細工の要領ではめ込む)「マルケトリー」など。

しかし、それらの技術を持った優秀な職人たちは、ガレが1904年に白血病で亡くなったのを境に工房を去り、エミール・ガレ商会は、その後画期的な作品を生み出すこともなく、1931年に、世界恐慌のあおりを受けて倒産しました。

ガレの制作過程を記した資料は殆ど残っておらず、現在、その技を再現するのは困難を極めるそうです。

(参考文献:アールヌーヴォーのガラス (NHK美の壺)

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理解度クイズ(正解は記事下)

エミール・ガレは、いつの時代に活躍したガラス作家?
A)アールデコ
B)アールヌーボー
C)バロック


理解度クイズの正解:B)アールヌーボー

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