岩絵の具

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岩絵の具の意味とは

岩絵の具(いわえのぐ)とは、天然鉱物を原料とする顔料で、日本画用の画材として用いられています。

原料となる天然鉱物は、辰砂、孔雀石、岩群青(藍銅鉱)、ラピスラズリ(瑠璃)、胡粉など。これらを細かく砕いたもので、そのままの状態では紙などの媒体に固着しないので、膠(にかわ)と混ぜて練って使うのが一般的です。

色は原料により異なり、例えば、辰砂は朱色、孔雀石は緑色、岩群青とラピスラズリは青色、胡粉は生成り色。同じ原料でも、粒子が細かくなるほど乱反射により色が白っぽくなり、粒子が粗いと暗色になるので、さまざまな粒子径のものが販売されています。

辰砂
辰砂
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孔雀石
孔雀石
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ラピスラズリ
ラピスラズリ
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ハマグリ(胡粉の原料)
ハマグリ(胡粉の原料)
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伝統的な岩絵の具は一般的に高価ですが、金属酸化物と釉薬を混ぜて高温焼成したものを粉末にした合成岩絵の具は比較的安価で手に入ります。これらはいわば着色ガラスの粉末で、伝統的な岩絵の具に対して「新岩絵の具」などと呼ばれます。

新岩絵の具が開発されたのは第二次世界大戦以後で、1952年には市販されていたといいます。着色力はやや劣るのですが、耐薬品性などの堅牢度は高く、色数も豊富で、日本画の歴史を変えたとも言われているそうです。

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理解度クイズ(正解は記事下)

日本画用の画材として用いられる岩絵の具。次のうち、青色の岩絵の具の原料となるのはどの鉱物?
A)孔雀石
B)瑠璃
C)辰砂


理解度クイズの正解:B)瑠璃

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