演色性

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演色性の意味とは

「演色性」とは、照明の性質を表すのに使われる言葉で、カラーコーディネーターのテキストなどでは「物体の色の見えに影響を与える光源の特性」と説明されます。

一般に、自然光における物体の色の見えと、ある照明(蛍光灯や白熱電球など)で物体を照らしたときの色の見えを比較し、自然光における見えに近い照明は「演色性がよい(高い)」、かけ離れて見える照明は「演色性が悪い(低い)」とされます。

ただ、「よい/悪い」「高い/低い」だけでは、照明を選ぶときに困ってしまいますよね。照明を施す場所は、美術館など正確な色の見えが要求される場所から、ものの形さえ分かれば問題ないというトンネルの中まで様々。ある照明が、どのくらい自然光に近いのかが分からないと、それぞれの場所に適切な照明を配することができません。

演色性がよい
演色性がよい
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演色性が悪い
演色性が悪い
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そこで、光源の演色性を客観的に判断するための基準を設定することが求められ、日本では「演色評価数」という指標が用いられています。

演色評価数は、JIS(日本工業規格)で定められた基準の光と、評価の対象となる光源の下でそれぞれ試験色を測定し、各色評価の対象となる光源における測定値が、基準の光における測定値とどのぐらいズレているかを数値で表わしたものです。

試験色は、R1〜R15までの15種類で、うちR1〜R8までの演色評価数を平均したものを平均演色評価数(以下「Ra」)といい、照明の演色性を評価するときの基準として広く用いられています。基準の光のRaを100として、Raの値が100に近いほど演色性がよく、Raが小さくなるほど演色性が悪いという評価です。

一般に、色の検査をする場所や美術館ではRa90以上、住宅やホテル、店舗などではRa80〜90の照明が望ましく、学校や事務所などではRa60以上なら許容できるとされています。

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理解度クイズ(正解は記事下)

美術館など、色を正確に見せることが求められる施設の照明の平均演色評価数として、望ましいのは?
A)Ra90以上
B)Ra60〜80
C)Ra60以下


理解度クイズの正解:A)Ra90以上

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