誘目性

new 検定試験対策はコチラ → カラーコーディネーター検定 色彩検定

誘目性の意味とは

「誘目性(ゆうもくせい)」とは、人目を引きつける度合いのことで、色彩検定2級公式テキストでは、「注意を向けていない対象の発見のされやすさ」、カラーコーディネーター2級公式テキストでは、「注意を向けていない視野周辺にあるような対象の目立ちやすさ」などと定義されています。

平たくいうと、特にそのものを気にかけたりしていないのに、パッと目に入ってきて「おや、あれは何だろう」となる感じといいますか。

そういった、人目を引く度合いが高い状態を「誘目性が高い」といい、危険標識や商品パッケージは、一般に誘目性が高いほど良しとされています。

危険標識
危険標識
photo credit: Stuck in Customs via photopin cc

色でいうと、誘目性が高いのは一般的に無彩色より有彩色で、有彩色の中では暖色、それも高彩度色がいいそうです。なので、標識の禁止表示や危険表示には、赤や黄赤、黄が用いられます。

中京大学の神作博(かんさく ひろし)博士の研究でも、赤や黄赤、黄は、背景が黒、グレー、白、いずれにおいても誘目性が高いという結果となったとか。

その研究の結果を示したのが、色彩検定公式2級テキスト P.4 図1「背景色と誘目性」または、カラーコーディネーター2級公式テキスト P.221 図1「色の誘目性」の図。例えば、黒背景においては、誘目性が高い順に、黄→黄赤→赤→黄緑→黄緑→赤紫→青→緑→青緑→紫→青紫と並んでいるあれです。

そうそう、色彩検定2級では、この図における誘目性の順番が2013年夏季検定で出題されました。今後も出題されるかもしれませんので、しっかり押さえておいてください(ちなみに私は落としました)。

さて、ところで、いついかなる場合も、赤や黄赤、黄が誘目性が高いとは限りません。カラーコーディネーター1級(商品色彩)公式テキストでは、誘目性が高いパッケージの例として、ほぼ無彩色に近いパッケージの「函館カレー」なる商品が紹介されています。

五島軒 函館カレー(中辛)

いかがでしょう。黄、オレンジ、赤、ゴールドなどが多いカレーのパッケージの中にこれが置かれると、ぱっと目を引くことが想像されるのではないでしょうか。

このように、何色が誘目性が高いかは、相対的と言えます。パッケージなどの色彩では、誘目性を高めるためにあえて無彩色や低彩度色を使うのもアリだということを、憶えておいてください。

* 「色彩と暮らし」をもっと読む

理解度クイズ(正解は記事下)

A)赤
B)黄
C)青


理解度クイズの正解:B)黄

このページのトップへ▲

ブログパーツ