バーントアンバー(burnt umber)

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「バーントアンバー」と聞いて、琥珀(アンバー)を焼いたもの?と思ったところ、違いました。

琥珀を意味する「アンバー」は "amber" ですが、バーントアンバーの「アンバー」は "umber" 。綴りが違います。

umber(アンバー)は、イタリアのウンブリア地方産出の天然顔料のことで、バーントアンバーは、それを焼いて暗褐色にしたものなんだそうです。

ちなみに焼いてない「ローアンバー」もあります。

同じくイタリア産出の土を由来とする色「バーントシェンナ」「ローシェンナ」(こちらはトスカナ地方シエナの赤土)の関係と同じですね。

バーントアンバーは、一般に焦げ茶とかダークブラウンと呼ばれる色で、系統色名でいうと「ごく暗い赤みの黄」。マンセル値は10YR 3/3です。

色見本近似の色を探してみたところ、次のような絵画が見つかりました。中央の人物の衣服の暗い部分の色が近いと思われます。

聖バルトロマイの殉教(ホセ・デ・リベーラ)
聖バルトロマイの殉教(ホセ・デ・リベーラ)
photo credit: peromaneste via photopin cc

この絵は、ホセ・デ・リベーラというバロック期(16世紀末から18世紀なかば)の画家の「聖バルトロマイの殉教」という作品です。

リベーラは、スペイン出身ですが、若くしてイタリアに渡り、生涯の大半をナポリで過ごしました。明暗の対比を強調した画面構成や写実表現は、同じバロック期のイタリア人画家カラヴァッジョの影響を受けていると言われます。

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