暈繝彩色

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暈繝彩色の意味とは

暈繝彩色(うんげんさいしき)とは、絵画や工芸、建築などにおける伝統的な彩色方法で、色の濃淡の変化でぼかしの効果を得る手法のことです。「暈繝」には「ぼかし」という意味があります(「繧繝」とも書きます)。

わが国へは中国から伝来し、奈良時代から平安時代にかけて最盛期を迎えました。この手法を使った作品には、「吉祥天画像」などがあります。

「色の濃淡の変化でぼかし」というと、色と色の境目がぼやけており、徐々に濃さが変化していく様を想像しがちですが、暈繝彩色の色はそれぞれ独立しており、境目ははっきり分かります。濃淡の違いのある色の帯が濃度の順に並んでいると言うとイメージしやすいでしょうか。

基本は、同系色濃淡の3〜4配色で、内側にもっとも濃い(暗い)色を置き、外側に向かって薄く(明るく)なるように色を並べます。

繧繝彩色のイメージ図
繧繝彩色のイメージ図

カラーコーディネーターの公式テキストでは、もっとも外側は白とされており、3級テキストでは「外縁を白でくくる」、2級テキストでは「赤色暈繝ならば、朱、朱+白、白の3色による」と表現されています。

なお、2級公式テキストには、暈繝彩色が「色相的に拡張され」たものとして「紺丹緑紫(こんたんりょくし)」という技法が紹介されています。

赤(「丹」は赤を指します)と青、緑と紫を対立的に用いた配色で、平城京遷都1300年を記念して再建された、大極殿の扁額の配色などが該当すると思われます。

大極殿扁額
大極殿扁額
photo credit: Tamago Moffle via photopin cc

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理解度クイズ(正解は記事下)

暈繝(うんげん)彩色について適切な記述はどれ?
A)代表例は「吉祥天画像」
B)奈良時代に日本で発明された
C)色と色の境目をぼかす


理解度クイズの正解:A)代表例は「吉祥天画像」

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