襲の色目(かさねの色目)

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襲の色目(かさねの色目)の意味とは

襲の色目(かさねの色目)とは、平安貴族の衣の表地と裏地の配色、また複数の衣を重ねたときの配色のことです。四季折々の自然の色彩を採り入れた雅な配色美が一種の作法とされたもので、平安貴族が身につけておくべき教養のひとつとされていたようです。

平安貴族
平安貴族
photo credit: Meffi via photopin cc

「かさね」の漢字表記には「重」「襲」の二種類があります。表地と裏地の配色を「重」、複数の衣を重ねたときの配色を「襲」とすることが多いようで、2級カラーコーディネーター公式テキスト(第3版)も、それにならっています。

テキストで紹介され、また検定にも出題される配色例はもっぱら「重の色目」の方。表地と裏地の二色配色です。これらは春夏秋冬に応じた配色と、四季を通じて用いられる配色に分類され、長崎盛輝の研究によると前者が130種、後者が66種。

また、公家や武家の生活習慣を記した『有職故実(ゆうそくこじつ)』 によると、四季に応じた配色は、春の部と秋の部がそれぞれ31種、夏が17種、冬が6種で計85種、四季に通用する「雑」の部が15種だそうです。

それぞれの配色には、四季折々の自然の風物からとった名前が付けられており、例えば、春の部の配色には、表が白で裏が蘇芳の「梅」、表が萌黄で裏が赤花の「桜萌黄」など。

重ねの色目の例
重ねの色目の例

平安貴族がいかに自然を愛で、繊細な色使いをもって生活に取り入れようとしていたかが、その配色とネーミングからうかがえますね。

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理解度クイズ(正解は記事下)

平安時代の貴族の衣服の配色である「重ねの色目」のひとつ「梅」の配色は?
A)白×蘇芳
B)白×白
C)白×紅梅


理解度クイズの正解:A)白×蘇芳

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