アーツ・アンド・クラフツ運動

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アーツ・アンド・クラフツ運動の意味とは

アーツ・アンド・クラフツ運動は、1880年代から1916年にかけてイギリスを中心に起こったデザイン運動です。主導者は、イギリスの詩人、思想家、デザイナーであるウィリアム・モリスです。

ウィリアム・モリス
ウィリアム・モリス
photo credit: Nick Sherman via photopin cc

ヴィクトリア朝時代(1837年〜1901年)のイギリスでは、産業革命の結果、大量生産による粗悪な工業製品があふれていました。芸術批評家のジョン・ラスキンは、その状況を批判し、手工芸が生活と深く結びついていたイタリア中世の時代に学ぶべきだと論じます。

そのラスキンの思想に共鳴したのが、モリスでした。モリスは、中世の手仕事への回帰と、「芸術と工芸の一致」を提唱し、自らも植物をモチーフとした自然主義的・手工芸的な壁紙、テキスタイル、ステンドグラスなど優れた作品を制作しました。

いちご盗人
いちご盗人
photo credit: dalbera via photopin cc

1888年に開催されたアーツ・アンド・クラフツ展協会による展覧会は、グラスゴーを中心に一大ムーヴメントを引き起こし、その影響は、アール・ヌーヴォーや、ウィーン分離派、ユーゲント・シュティールなど各国の芸術運動にも大きな影響を与えます。

なかでもアメリカでは、1890年代後半以降、アーツ・アンド・クラフツ展協会が各地に設立され、工芸の芸術家村が多数誕生するほどの盛り上がりだったという話です。

日本では、日用品の中に美を見出そうとする柳宗悦の民藝運動が、アーツ・アンド・クラフツの影響を受けているとされます。実際、柳はモリスの運動に共感を寄せ、モリスが活動していたケルムスコットを訪れたこともあります。

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理解度クイズ(正解は記事下)

19世紀末、イギリスで始まったアーツ・アンド・クラフツ運動の主導者となった人は?
A)クリムト
B)マッキントッシュ
C)モリス


理解度クイズの正解:C)モリス

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