ナチュラルハーモニー(ナチュラル配色)

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ナチュラルハーモニーの意味とは

ナチュラルハーモニーとは、アメリカの自然科学者ルードが考察した「色相の自然連鎖」に従った配色のことです。

色相の自然連鎖とは、自然の中に見られる色の変化のことです。

ルードは、「兵士の緋色のコートは、陰になっているときに赤色に見え、日向の部分では黄みの赤である。日光に包まれた草の葉は、黄みの緑の色相を得る。日陰において、それは最も青みの緑である」とし、それらはどちらも不快な効果を生むものではないとしています。

兵士のコートと言われても、現代日本に住む私たちにはイメージしにくいので、リンゴで考えてみましょう。リンゴの光があたっている部分は確かに陰になっている部分より黄色っぽく見えますよね。

赤いリンゴ
赤いリンゴ
photo credit: Christian Gonzalez Veron via photopin cc

そして、草の葉の色。太陽の光があたっている部分は明るい黄緑に見え、影になっているところは、暗くちょっと青みがかって見えます。これが色相の自然連鎖です。

日光のあたった葉っぱ
日光のあたった葉っぱ
photo credit: Jason A. Samfield via photopin cc

この色相の自然連鎖に従った配色を、ナチュラルハーモニー、またはナチュラル配色といいます。この配色を用いると、自然な調和感を得ることができます。

ナチュラルハーモニーを作る時に気をつけることは、黄み寄りの色を明るく、青み寄りの色を暗くすることです。明るい色を黄色っぽく、暗い色を青っぽくすると言い換えてもいいかもしれません。

例えば、黄緑と緑でしたら、黄色に近い黄緑を明るく。赤とオレンジでしたら、黄色に近いオレンジを明るく、赤を暗くします。

ナチュラルハーモニー1

ナチュラルハーモニー2

では、赤と青ではどうでしょう。赤と青を比べると、赤の方が黄色に近いので、赤を明るく、青を暗くした配色もナチュラルハーモニーと呼べるでしょうか?

ナチュラルハーモニーでない

答えはNOです。上記のような配色は、対照的な配色として調和していると評価されうるものですが、ナチュラルハーモニーではありません。

ナチュラルハーモニーは、隣接・類似色相を組み合わせた配色です。中差色相、対照色相、補色色相の位置関係にある色を組み合わせる場合、いくら黄色に近い色を明るくしたところで、ナチュラルハーモニーとは言いませんのでご注意ください。

* 「色彩調和と配色」をもっと読む

理解度クイズ(正解は記事下)

次のうち「ナチュラルハーモニー」となりえない配色は?
A)明るい黄緑×深緑
B)明るい橙×こげ茶
C)明るい赤×濃紺


理解度クイズの正解:C)明るい赤×濃紺

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