アダムス-ニッカーソンの色差式

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アダムス-ニッカーソンの色差式の意味とは

アダムス-ニッカーソンの色差式は、アダムス(E.Q.Adams)が、マンセルバリュー関数を基礎として1942年に提案した均等色空間を用いた色差式を、ニッカーソン(D.Nickerson)が改良したものです。

「色差」とは、「二つの色の間に知覚される色の隔たり、又はそれを数量化した値」のことです(JIS Z 8730「色の表示方法?物体色の色差」の定義によります)。

どういう場面で問題になるかというと、主に工業製品の色が目標とした色と一致しているかどうかをチェックする場面です。一致していない場合に、その差をどう客観的に表わすのか。これがなかなか厄介な問題で、いろんな人がいろんな試みを続けてきました。

アダムス-ニッカーソンの色差式も、その試みのひとつで、現在、産業界で色差を表わすのに広く使われているCIELAB色空間は、このアダムス-ニッカーソンの均等色空間を発展させたものです。

といっても、アダムス-ニッカーソンの色差式が全く使われなくなったわけではなく、JISでは、JIS Z 8730「色の表示方法?物体色の色差」に附属書 Bとして挙げられているほか、染色物の変退色による色差の判定(JIS Z 0804「変退色グレースケール」)にCIELABとともに使用されています。

特に、「変退色グレースケール」についての規定には「ISO規格にはアダムス?ニッカーソンはないが、技術的に JIS の方が合理的」としてISOに提案するとの記述まであったりします。

なお、カラーコーディネーター2級のテキストには、アダムス-ニッカーソンの色差式として、

アダムス-ニッカーソンの色差式

などという計算式が掲載されていますが、カラーコーディネーター検定対策としてはこれを暗記する必要はありません。

計算式中のVX、VY、VZ(それぞれVは斜体、X、Y、Zは下付きの小さい文字)の値は、補助標準イルミナントCによる三刺激値XYZから、マンセルバリュー関数と同様の式を使って変換するとだけ、押さえておいてください。キーワードは、「補助標準イルミナントC」「マンセルバリュー関数」「三刺激値」です。

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理解度クイズ(正解は記事下)

アダムス-ニッカーソンの色差式で用いられるのは、( )で得られた三刺激値XYZである
A)標準イルミナントA
B)補助標準イルミナントC
C)標準イルミナントD65


理解度クイズの正解:B)補助標準イルミナントC

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